『初めに』
我社株式会社いしかわファルテックは石川金属工業株式会社と株式会社ファルテックの合弁会社として2008年4月に設立、本年で17年目を迎えました。
会社設立の目的と致しまして『樹脂部品への表面処理を通じて、市場・お客様へ最高の満足を提供し続けられる企業にする。』という大きな企業理念を以て、今日まで樹脂部品への表面処理技術を磨いて参りました。
企業理念の実現に向けた具体的目標と致しまして、まず最初に九州地域に於ける独自性を持った樹脂めっきの加工能力確保によって地場調達率の向上に少しでも寄与出来る樹脂めっきの専門工場を創ると言う事です。会社設立当時の九州地域に於ける樹脂めっきの地場調達率は2割にも満たず、実際は関東・東海地域からの調達となっていました。今日では60%を超える地場調達率となっており、少しでも我社のモノづくりが寄与出来たのではないかと自負致しております。
次に東南アジア諸国に勝る品質力・コスト力・納期遵守の構築で顧客満足度の向上が図れる企業の実現です。
国内自動車メーカー各社の外装部品に於ける品質要求は非常に高く厳しいものです。当時の海外部品は低コストですが、品質・納期は要求基準を満足できる状況ではありませんでした。しかし、現在は通常の品質部品では品質・コストは遜色ない状況となっています。希望納期遵守という観点では要求を満足できない状況だとも言われています。
最後に北九州地域に於ける雇用の創出と、将来を見据えた樹脂めっき技術者の育成強化が図れる企業の実現ですが、めっきと聞くと『3K職場の代表』の様に思われている為、なかなか優秀な人財が育たないと言われています。 めっき(鍍金)は日本発祥のモノづくりであり、後世に残して行かなくてはならない技術です。従って我社のモノづくりを通して優秀なめっき製造技術者の育成が図れる企業の実現が出来ればと考え、今日まで種々の研鑽を積んで参りました。
まだ道半ばではありますが、これからも表面処理技術は日進月歩変化して行くと思いますが、我社がその変化に遅れることなく、出来れば我社が変化の発信元となれる様、更なる研鑽・努力を積んで行きたいと考えます。
㈱いしかわファルテック
代表取締役社長 三上良雄
樹脂部品のめっき加工、組み立て、梱包(現状主に自動車部品)
自動車最高車グレードのめっき加工を15年間継続受注を基軸に、各種自動車部品のめっき加工、組み立て梱包を受託。
自動車部品業界に拘らず、家電、美容系(化粧品ケース他)、鉄道(JR車両・私鉄部品)、船舶、遊戯(パチンコ・パチスロ部品)、道路系(信号機・標識・看板等)等幅広い樹脂部品のめっき加工の受託製造が可能です。
【証明・許認可取得】
ISO9001及びISO14001取得完了
自動車部品の元請けとなる、
豊田合成九州(株)様より4年連続納入品質賞を受賞しました。